マスターカードやVISAカードを使って、日常で簡単に仮想通貨を使えるようになると便利ですよね〜。直接仮想通貨を店頭決済するのはそんなに便利じゃないですし…そこでオススメしたいのがTenXです。
TenXという会社について
TenXはシンガポールの会社で、2017年6月にPAYトークンの販売(ICO)を開始し、無事に目標金額以上を調達をしました。カード事業がもっともわかりやすくて有名ですが、コアプロジェクトはCOMITと呼ばれるオフチェーンでの仮想通貨の交換を可能にするプラットフォームの構築です。まぁ私も難しくてよくわかってないんですが、インターネットができたのと同じように仮想通貨同士を繋げようというものだそうです。(雑でスイマセン)
TenXカード対応国
アジアではシンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、香港、マレーシア、タイ。
EUではドイツ、オーストリアです。
上記の国に住所があれば受け取れます。
TenXカードのメリット
TenXカードはチャージ式ではなく、カード決済時に自動的にウォレットから相当額の仮想通貨が引かれるタイプです。
逆にチャージ式を採用している仮想通貨デビットカードは、ウォレットアプリからカードにチャージする手続きをしないといけません。また、チャージする時に法定通貨に換金するので元に戻せません。TenXならウォレットに仮想通貨を入れておくだけでOK。
これが一番のTenXの特徴で、他が真似できていない点です。
他の仮想通貨デビットカードに比べるとアルトコインの種類が少ないんですが、それはカードと繋げるための作業が裏であるからです。
他がなぜチャージ式なのかというと、TenXみたいにシステムを組むよりチャージする(内部で仮想通貨を売却する)ほうが簡単だからです。
TenXカードの利用限度額
当たり前ですがデビットカードなのでウォレットに入れている金額以上には使えません。
金額 | 回数 | |
1日の制限 | 10,000ドル | 50回 |
1週間の制限 | 15,000ドル | 350回 |
1ヶ月の制限 | 25,000ドル | 1500回 |
1年の制限 | 150,000ドル | 18000回 |
シンガポール発行のカードなのでシンガポールドル単位です。1万シンガポールドルはだいたい80万円です。
回数の制限は金額が少なくても繰り返し使ってしまうと制限がかかるということ。
しかし制限はかなり緩いので普通は大丈夫なレベルだと思います。
ATM引き出し限度額
金額 | 回数 | |
1日の制限 | 1,500ドル | 2回 |
1週間の制限 | 1,500ドル | 10回 |
1ヶ月の制限 | 1,500ドル | 10回 |
1年の制限 | 18,000ドル | 100回 |
なんとATMでの現金引き出しは1ヶ月でも約12万円!これは少ない!
TenXカードが対応している仮想通貨
2020年5月時点でビットコインとライトコインとイーサリアムの全3種類に対応しています。
PAYトークンもウォレットに対応しているので、送受信は可能になりましたがカード利用はまだできません。
PAYトークンとカードの関係
当初のホワイトペーパーの内容を知っている人もいると思いますが、予定していたトークンの使い方はほぼ不可能になりました。主に法律の面です。
まだ正式に決定していませんが、PAYトークンはウォレットで使えるようにして、TenXのサービスの手数料として使えるようになる予定です。バイナンスのトークンBNBと同じようなものですね。
じゃあわざわざPAYトークン買う必要ないじゃんってことですが、TenXは配当を受け取れるTenXトークンというものも作りました。
このTenXトークンを持っていると配当としてPAYトークンをもらえるので、売却したりウォレットで使うという感じになりそうだということです。
カードを注文する方法
ウォレットアプリをダウンロードして、そこから注文することができます。
TenXのニュースまとめ
2019年1月にシンガポールでカード発行開始。2019年4月アジアの一部の国でカード発行開始。
TenXカード届きました!日本人最速か!?(住んでないけど) pic.twitter.com/h14F5IHsGS
— ヨネダ メガネ (@yoneda_megane) April 28, 2019
2020年3月ようやくEU内のドイツとオーストリアでカード発行再開。2018年にカードが廃止されてから約2年。
Germany and Austria, we’ve got news for you! Hear it directly from our CEO Toby himself.
— TenX (@tenxwallet) March 2, 2020
Get the #TenX app: https://t.co/O6JaO12Git pic.twitter.com/0oGPOcQAHE
2020年4月ライトコインがカード利用できるように。今まで送受信だけで使うことができなかったことに驚愕。
Litecoin, now spendable.#NextLevel #LTC
— TenX (@tenxwallet) April 7, 2020
Get your card now: https://t.co/6DI6QzIIyR pic.twitter.com/dllL2c5LMq
PAYトークンをTenXウォレットで送受信可能に。しかしカード利用は不可。
🆕 PAY Token now supported in the TenX Wallet!
— TenX (@tenxwallet) April 27, 2020
Download the TenX app: https://t.co/L3omyXDdrehttps://t.co/qCqhluT2jm
EU圏内限定で、ウォレット内で仮想通貨の交換が可能に。
If you’re on the latest version of the TenX app, you might have noticed a curious new button on your home screen: introducing the Exchange feature! 🎉https://t.co/rc5hyIlylG
— TenX (@tenxwallet) April 30, 2020
発行済カードが全滅する事態
2018年新年早々に、EU圏内で利用できていたTenXカードがすべて使えなくなるという事態が発生しました。
これにより一枚もTenXカードが稼働していないということになります。もっと言うと、一枚もビットコインデビットカードが世の中で稼働していない状況になりました。
詳細は下記ページで解説しているので興味があれば見てください。
日本語でTenXの最新情報を追うなら
日本語でTenXの情報を追うならTenX公式サイトの日本語フォーラムをご覧ください。
https://forum.tenx.tech/c/community/japanese-community/11
すぐにカードを使えるという段階ではないのですが、仮想通貨デビットカードに興味のある方は絶対にTenXをマークしておいたほうがいいです。
そしてカードだけでなく、収益分配型のPAYトークンにも興味をもったらホルダーになってみるのもいいでしょう!目指せ不労所得!