2016年8月11日にネッテラーより連絡があり、同日日本時間10時よりNet+カードのすべての機能が利用できなくなりました。現時点では再開の目処は立っておりません。
Net+カードが利用できなくなったことで、ATMでの現金引き出しやショッピングによる決済が利用できなくなりました。しかし利用できなくなったのはNet+カードに関わるものだけなため、これまで通りFXブローカーへの入出金、銀行口座への出金などは行えます。
残高の出金は銀行送金のみとなってしまったため、海外送金を受け取ることができる銀行を用意する必要があります。楽天銀行などは不可です。ネッテラーのアカウントが日本円であれば日本円で送金され両替はされませんが、数千円の中継銀行手数料は発生します。
なお、今回Net+カードが使えなくなったのは日本人のみのようです。ネッテラー公式サイトからはほぼすべてのNet+カードに関する記述が削除されていますが、下記ページのよくある質問に今回の件に関して記載されています。
リンク:ネッテラー公式サイトよくある質問
ネッテラーが完全に情報を開示しているわけではないため、なぜカードが使えなくなったのかはしっくり来ません。あくまで推察ですが、次のようなFAQの書き方から技術面によるメンテナンスではなく規制面での停止の可能性があります。
入出金項目を拡大する、そして処理速度及び利用費を減少するために、地域の支払いプロバイダーと交渉しております。
似たようなケースで、IronFXが日本のライセンスを取得する上で日本人の受け入れとサービスを中断する必要がありました。実際には長期間中断した結果ライセンス取得を断念し、これまで通りキプロスライセンスで受け入れを再開したので、「ライセンスが取得できるかはわからないけど手続きを行う上でサービス中断は必要なことだった」ということです。
というのも、Net+カードは日本国外発行のカードです、仮に日本での利用で問題がありメンテナンスを行っているのであれば日本国外での利用は問題ないはずなのですが使えないというのは「日本人として登録のユーザー」をブロックしているからです。これは上記IronFXのことと共通していると思います。
私はNet+カードの早い復旧は期待していません。再開すればラッキー、このまま永久に使えなくてもおかしくないと思っています。