VPSを利用する場合、複数のMT4を起動することが多いと思います。どのくらいのスペックでどの程度のMT4を同時に利用できるのでしょうか?
重要なのは数ではなかった
VPSを利用する上で、実はスペックの限界が来るのはMT4を起動した数が問題ではありません。本当に最低限の機能でMT4を起動するだけなら低スペックのVPSでも10個は可能です。しかし、ポジションを持ったりチャートを開いたりすることでCPUを使用するため、使い方によってはたった1つのMT4でもすぐに限界が来ます。
実際に2種類のスペックのVPSを使用したので比べてみました。
BeeksFXのブロンズプランとシルバープランを比較
BeeksFXは大手ブローカーともよく提携している有名なFX用VPS会社です。
一番安いブロンズプランのスペック
下の画像はブロンズプランのVPS上で4つのMT4を稼働させた状態です。
メモリは余裕がありますがCPUが限界で、たまにMT4が応答なしになります。MT4を軽くする方法で紹介した方法で、極限までチャートの表示などを削りましたがポジションの数だけはどうにもならず、20個ほどのポジションでもカクカクで辛い状態です。
仮にMT4が1つだったとしてもポジション数が多ければ変わりありません。
次に1つ上のシルバープランのスペックを見てみましょう。
そしてシルバープランで4つのMT4を稼働させた状態です。
MT4の数は同じですが保有ポジションの数が違います。全て写っていませんがかなりの数を保有しており、ここまで来てようやく「重くなってきた」と感じるほどスペックに差があります。メモリは余裕がありますがやはりCPUの占有率が高いです
結局いくつのMT4を動かすことができるのか
用途によって状況が異なるので結局、「いくつMT4を起動できるか」の答えはありません。MT4をたくさん起動させたい人はまず、「どれくらいの数チャートを開くか」、「どれくらいのポジション数になるか」などを考えMT4自体の数はその後でしょう。
ブロンズプランは結構低スペックで、何もしていなくても若干レスポンスが悪いくらいなのであまり期待しないほうが良いかもしれません。ヘビーに利用するなら少し高いですがシルバープラン以上がおすすめです。シルバープランに変更したらかなり快適で驚きました。