私は、積極的に海外FX業者を探すということはしないのですが、もし探している人がいるのであれば無名の業者に遭遇することもあるかもしれません。そもそも探さなければ変な業者に遭遇することもありませんが。
さて、大手ニュースサイトファイナンスマグネイトでFXDDのクローンサイトについての注意喚起記事が公開されました。
http://www.financemagnates.com/forex/brokers/malta-mfsa-warns-on-clone-firm-pretending-to-be-fxdd/
FXDDは有名ですし、日本人にも知名度があるはずなので注意してもらいたいのと、同様の手口に引っかからないようにしてもらいたいと思います。
まずはFXDDの公式サイトはこちらです。http://www.fxdd.com/bm/jp/
次に今回発見されたクローンサイトです。http://www.fxddtrade.com/
これはFXDDが作ったサイトではなく、詐欺業者がFXDDのサイトをパクって運営しているサイトです。現実的に、登録まで行ったとしても入金するまで行く人は限りなく少ないはずですが、詐欺は本当にごく少数が騙されるだけで成り立つものです。
クローンサイトとは?
クローンサイトは、他のブローカーのサイトをコピーする詐欺サイトです。丸々パクってドメインだけ違うこともあります。もちろん真面目にサービスを提供するつもりはありません。
クローンサイトが厄介なのは、パッと見では本物かわかりづらいことです。ブランド名はパクリますし、金融ライセンスの表記もパクるので裏取りをしない人は騙される可能性があります。
以前私はツイッターで、国税がクレジットカードで払えるようになったと紹介しました。その時公式サイトへ行くと、これって本物?と感じました。実際には国税庁のサイトからリンクされているので本物と断定しましたが、クローンサイトを見破るのもこの方法で可能です。FXDDのサイトへはマルタ金融庁のサイトから飛ぶことができます。
納付サイトを作った人には申し訳ないですが、これを疑えない人はもう少し敏感になったほうがいいと思います。
FXDDとは?
FXDDは、日本のレバレッジ規制が始まった頃に人気だった海外FX業者です。私も、MT4でチャートを見るとなったらとりあえずFXDDのデモ口座を利用していたのを覚えています。
当時はアメリカでライセンスを取得し営業していましたが、すでにアメリカからは撤退して今はマルタとバミューダからサービスを提供しています。マルタはヨーロッパ向けで日本などはバミューダ登録ということですね。
規制の厳しいアメリカでサービスを提供していたので、知名度だけは抜群です。でも正直なところ、今は落ち目だと思います…まだFXDDを紹介しているサイトはあるので、Googleでブローカー名を検索する際は変なサイトに誘導されないように注意しましょう。
落ち目だと言いましたが、本物のFXDDであれば利用に問題はなく、詐欺ではありません。気になるといえばバミューダ登記という点ですが、ただの登記国なので気にするほどではないでしょう。顧客保護もありません。顧客保護が気になる方は素直に国内ブローカーを利用しましょう。
その場合でもクローンサイトやフィッシング詐欺には気をつけてください。