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ヨネダ メガネ
一度もマレーシアに行ったことがないのに移住した男。1986年生まれ。趣味投資。プロフィールのページで今投資しているものや使っているブローカーなど書いています。
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海外FX全般の記事

EXNESS – 海外FX業者解説

EXNESS 海外FX業者解説

EXNESSのメリットは、そこそこ信用できるブローカー、2000倍以上のレバレッジ、ロスカットが0%まで耐えられる、という感じです。ボーナスは提供しないというスタンスなので純粋に良いトレード環境を求めているという人は利用を検討してみると良いかもしれません。

EXNESSの会社概要

まずEXNESSはグループ会社が存在します。

  • セイシェルのNymstar Limited
  • キプロスのExness (Cy) Ltd
  • イギリスのExness (UK) Ltd

このうち日本人が(というかEU以外の人が)登録できるのはセイシェルの会社です。

実はEXNESSは2008年から営業していて、日本でレバレッジ規制が始まって海外FXが注目され始めた時から一部の人はEXNESSを利用していました。私もそのひとりだったのでアカウントはずっと残ったままでした。

というわけで新興ブローカーではないのですが、いつだったか日本人へのサービスを終了することになりました。これは当時よくあったことなので別に珍しくもないのですが、2020年になって再度日本人を受け入れることになったという経緯があります。

知らない人からすると無名ですが、企業としてはそこそこの規模がありイギリスに認可されていることから信頼性もあります。

ですが、日本人利用者がイギリスの法律で保証されている顧客保護を受けられるわけではないので注意してください。あくまでも「比較的マシな会社」というのが言える、ということです。

マレーシアオフィス訪問

EXNESSはマレーシアにオフィスを持っていて、そこで300人規模の従業員が働いています。いわばメインオフィス。

で、私もマレーシアに住んでいるのですが、ある日Twitterでよく絡んでいるまんぼうさん(@manbou_FX)が、日本から私に会いに来るという話になったんです。

まぁそれはいいんですが、そのまんぼうさんがEXNESSはマレーシアにオフィスを構えているという話を入手したらしく、ついでに会社訪問のアポを取ったらしいのです。

TwitterでまんぼうさんとのDMやりとり

一言も行きたいなんて言ってないんですが、なんせEXNESSのオフィスが私の家からめちゃくちゃ近くて、まぁついでに行ってみるか、となったわけです。

EXNESSマレーシアオフィス1EXNESSマレーシアオフィス2EXNESSマレーシアオフィス3

たいした写真は撮りませんでしたが、とにかくちゃんとオフィスは存在してたくさんの人が働いていることは確認してきました。

かなり大きな規模のオフィスだと思います。数十人の従業員のブローカーでも普通に存在してますからね。

ついでに手土産を頂いて、小言も言ってます。

レアル・マドリードの公式スポンサー

欧州のFXブローカーがスポーツチームのスポンサーになるのはとても多いです。お金あるところはかなりの確率でやってます。

EXNESSもレアル・マドリードのスポンサーをしていて、これはある程度会社の規模や資金力の裏付けになるかなと思います。

これはレアル・マドリード公式サイトでも確認できる情報です。

外部リンク:レアル・マドリード公式サイトEXNESSについて

(いつかはスポンサー契約が終了することもあるので情報が古い可能性はあります。ご理解ください。)

EXNESSの日本語サポート

かなり日本人へのサービス提供に関心があるらしく、すでに日本語サポートが存在しています。ただし、大きいブローカーは10人以上いることがザラですがEXNESSはまだ少数。

日本語で問い合わせも可能ですし、ライブチャットも対応してます。日本語のページは完璧に用意できていて、日本語の書類で本人確認できるので受け入れ体制は万全。利用する分には特に不便はないでしょう。

ちなみにマレーシアオフィスを訪問した際に日本語サポート担当の方にもお会いしました。

EXNESSの会計報告

EXNESSの良いところのひとつに透明性が重要視されていることです。

なんと公式サイト上で月別トレード量、アクティブユーザー数、顧客の出金額、パートナー報酬などが公開されています。

さらに監査報告も載せられていて、こちらには全MT4サーバー(9つ)で顧客残高をチェックしてEXNESSのお金と顧客のお金の整合性をチェック。2つの合計金額は約166億円、うち顧客資金が約67億、EXNESSの資金が約98億といったことが監査法人のデロイト・トウシュ・トーマツにより報告されています。

このように、会社のことが開示されているというのはあまり見ない例なので、その点ではEXNESSはとてもポイントが高いと言えるでしょう。

EXNESSの口座タイプ

5種類もあってややこしいですね。重要な比較項目だけを表にして、順番に説明していきます。

スタンダードスタンダードセントロースプレッドゼロプロ
最低入金額USD 1USD 200
最低スプレッド0.300.1
取引手数料(片道)なしだいたいの通貨ペアでUSD 3.5最低USD3.5、通貨ペアにより変動なし
最大レバレッジ無制限、ですが変動するので別項目で解説
強制ロスカットの維持率0%
取引方式Market ExecutionInstant Execution

参照元:EXNESS公式サイトスタンダード口座

参照元:EXNESS公式サイトプロ口座

スタンダードセント口座とは?

セント口座のセントは1ドル以下の単位のことです。1ドルは100セントですね。

この口座では単位がドルではなくセントになるので、例えば1ドル入金すると口座残高は100(セント)になる口座ということです。スタンダード口座なら当然残高は1(ドル)になりますね。

とにかく、数千円でFXやりたいという人向けです。1万円くらい入金するなら普通のスタンダード口座を視野に入れましょう。

一般的に、セント口座は上位の口座より条件が悪いです。

ロースプレッド口座、ゼロ口座、プロ口座の違い

スタンダード口座は最低入金額が1ドルに対してこの3つの口座は200ドルです。なので200ドル以上入金するならこれら3つの口座から選ぶことをおすすめします。

まずロースプレッドとゼロ口座の違いですが、ロースプレッドはスプレッドが0じゃない代わりに取引手数料がほぼ一律3.5ドルで、ゼロ口座はスプレッドがほぼ0固定な代わりに通貨ペアによって手数料が変動します。

なんのこっちゃ?という感じですがGBPUSDで比較してみましょう。

スプレッド(公称値)手数料(USD)
ロースプレッド口座のGBPUSD0.23.5
ゼロ口座のGBPUSD04.5

ゼロ口座は基本的にスプレッドゼロですが、市場環境によっては変動するのでご注意を。また、ロースプレッド口座は実際のマーケットの値と比較しないといけないでしょう。

結局どちらが良いかは判断が難しいのですが、できるだけスプレッドが変動しないほうがいいというならゼロ口座が良いでしょう。

それにUSDJPYとEURUSDならどちらの口座も手数料は3.5ドルなので、ほぼ0で固定のゼロ口座のほうが良いかもしれません。まぁこれも実際のマーケット次第なので、本当に良い方を選ぶには常に比較しないといけなくて大変かと思います。

これは結局好みになるのかな…?ちょっと簡単に結論を出すのは難しいですね。

さて残ったプロ口座ですが、取引手数料は一切なしでInstant Execution、つまり早い約定と滑らない注文方式の口座です。

Instant ExecutionはPC版MT4だとストリーミング注文、多くのブローカーが採用しているカウントダウン注文はMarket Executionと表記されています。

  • 取引手数料はなしのほうがいい→プロ口座
  • 取引手数料があるほうがいい→ロースプレッドかゼロ

を選ぶと良いでしょう。

めちゃくちゃややこしい話になりましたが公式サイトで、各口座の平均スプレッドや手数料の一覧を見ることができます。

参照元:EXNESS公式サイト契約仕様

取引手数料はすべて片道分です

MT4とMT5どちらも使えますが、スタンダードセント口座だけMT5では使えません。

EXNESSのレバレッジは無制限?

EXNESSの最大レバレッジが無制限???どういうこと???という人は多いでしょう。要するに、ポジションを取る際の必要証拠金がゼロということです。ゼロなのでレバレッジを計算するとまともな数字がでるわけないので、まぁ実質無制限ということです。

しかし無制限レバレッジには条件があり、1000ドル以下の残高で10回以上の取引履歴があり、5ロット以上の取引をこなしていることです。

1000ドル以下であることはわかりやすいですが、取引履歴が必要なのは誰にでも無限レバレッジを提供したいわけではなく、経験のある人にだけ提供したいというEXNESSの意思だそうです。(レバレッジが高いのはブローカーのリスクでもあります)

この条件付き無制限レバレッジを除外すれば最大レバレッジは2000倍です(これでも十分ハイレバ)。口座残高によって変動するので下記表を参考にしてください。

口座残高(USD)最大レバレッジ
1,000~2000倍
3,000~1000倍
10,000~600倍
20,000~400倍
50,000~200倍
200,000~100倍

1000ドル以下は基本2000倍、条件付きで無制限になるという解釈でOKです。

条件を満たすとこのようにレバレッジ変更画面から無制限に変更できるようです。

商品ごとに設定されている最大レバレッジ

上記最大レバレッジはすべての商品に適用されるわけではありません。株式など通貨以外にはそれぞれもっと低いレバレッジが設定されているので必ずポジる前に確認しましょう。

また、重要指標の前後と週末と週明けに新規ポジションのレバレッジが200倍になるとも公式サイトに書かれているのも注意してください。

重要な経済ニュースが公開される15分前と5分後の間にかけて、公開されたニュースの影響を受ける金融商品に対して新規ポジションは最大レバレッジ1:200に基づいて計算されます。この期間を過ぎたら、口座の資金と選択したレバレッジに基づいてこれらのマージンが再計算されます。金曜日の18:00 GMT+0から日曜日の23:00 GMT+0まで、新規ポジションでのマージン要件は最大レバレッジ1:200に基づいて計算されます。 使用するレバレッジに関係なく、一部の金融商品のマージン要件は固定です。これらの商品は、上記の表の「エキゾチック」、「仮想通貨」、および「コモディティ」のグループに表示されています。

使用するレバレッジに関係なく、一部の金融商品での必要証拠金は固定となっています。対象商品は、上記の表の「エキゾチック」、「仮想通貨」、「エネルギー」、「株式」、「インデックス(指数)」のグループに表示されています。パラジウムとプラチナの証拠金所要額も固定です。

引用元:EXNESS – 証拠金およびレバレッジ

EXNESSの追証について

ロスカットされて口座残高がマイナスになっても請求されません。まぁそもそも請求するくらいなら維持率0%まで耐えさせないですが。

EXNESSで利用できる入出金方法

EXNESS入出金方法一覧

2020年5月にBitwalletに対応しました。

他には、クレジットカード(デビットカード)、Sticpay、Bitwallet、ビットコイン、ドルテザーが日本在住者が使えそうな方法です。


しかし最近はどこもカード決済のトラブルをよく耳にします。Bitwalletがいいかなと思います。

EXNESSを他の海外FX業者と比較

個人的な感覚なんですが、EXNESSはFBSと似ている気がします。FBSはボーナスを提供していてEXNESSはしてないので違うっちゃ違いますが…

最大レバレッジ

EXNESSは無制限レバレッジというのがありますが無条件で使えるのは2000倍ですね。

その他のブローカーではFBSが3000倍、GEMFOREXが1000倍、XMが888倍、一番多いのは400倍か500倍のブローカーです。EXNESSは比較的レバレッジが高いブローカーといえます。

セント口座の比較

セント口座は口座タイプの項目で説明したとおり、口座通貨の単位がドルからセントになり数字が100倍になります。

実は日本人に馴染みのある海外FXブローカーでセント口座を提供しているところはとても少ないです。円口座ではセント口座を提供できないのも理由かもしれません。海外ではかなりメジャーです。

他で思いつくところはFBSのセント口座です。

あと全然違うタイプのブローカーですが、XMのマイクロ口座とEXNESSのセント口座は似ています。

XMのマイクロ口座はセント口座ではないのですが、1ロットが10万通貨ではなく1/100の1000通貨です。0.01ロットなら10通貨と、どちらも少額からトレードできるという点が共通です。

強制ロスカットされる証拠金維持率が0%

維持率が0%までロスカットされないということは、資金を丸まる全部使って含み損に耐えられるので資金効率が良くなります。

一般的に、玄人向けのブローカーであれば維持率100%で強制ロスカットになり、30%~50%くらいでロスカットされるところが多いですかね。

私が知ってる限りではEXNESSと同じく0%まで耐えられるのはiFOREXくらいです。

iFOREXはボーナスを提供していますしMT4も提供していないので全然違うタイプのブローカーで比較していいのか微妙ですが…iFOREXはレバレッジ400倍(ボーナス使えば実質800倍)なのでレバレッジならEXNESSのほうが高いですね。

EXNESSの評判

日本在住者が本格的に利用し始めてまだ日が浅いEXNESSですが、Twitterでの評判を集めたのでぜひ参考にしてください。

個人的に思ったより評判が良く、利用者が伸びていると感じています。これまでは数万円の少額運用はボーナスを使ってハイレバするというのが定番でしたが、EXNESSの無限レバレッジ+維持率0%まで耐えられるという仕様があらたにトレンドを作っていきそうな予感です。ボーナスがないことは出金拒否などのトラブルが起きにくいです。(実際にEXNESSスタッフは出金に関してとても自信を持っています)

これに関してはBitwallet経由のカード入金手数料をユーザー負担にしているからだと思います。2020年2月にこの手数料が4%から8%に上がったためブローカーの負担が増えています。

EXNESSのモバイルアプリ

Exness Trader:出先でも取引可能

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一度もマレーシアに行ったことがないのに移住した男。1986年生まれ。趣味投資。プロフィールのページで今投資しているものや使っているブローカーなど書いています。

POSTED COMMENT

  1. Jamesです。 より:

    よねださまの正確な評価ありがとうございました。 一つだけ言いたいことといえば、FBSがExnessを真似しながら口座名やスポンサーシップなどを真似したことです。 どうやら日本ではFBSが先に知られたから仕方ないと思います

  2. より:

    ロスカット0%で2000はすごく魅力的ですが日本国内銀行から入金または出金できないのが残念ですね。。

    • ヨネダ メガネ より:

      順次対応していくと思いますが、国内送金による入金はまだ対応予定かどうかすら聞いてないですね。
      とりあえずBitwalletに対応したら、Bitwalletに国内送金で入金して使うというのもいいかもしれません。Sticpayでもできるかな?まぁどうせ手数料が高いので微妙ですが

      • より:

        ちなみにこの業者はこのページを拝見し、私は初めて知ったのですがとりあえずオフィスが存在する海外業者は信頼性高いのでしょうか?

        • ヨネダ メガネ より:

          私個人の意見では、オフィスがあるのは当たり前のことでそれで信頼性が変わるということはあまりないです。
          オフィスがないようなブローカーが存在するのかわかりませんが、あってもそれはもはやブローカーではないので同じジャンルとして扱うべきではありません。

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