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ヨネダ メガネ
一度もマレーシアに行ったことがないのに移住した男。1986年生まれ。趣味投資。プロフィールのページで今投資しているものや使っているブローカーなど書いています。
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仮想通貨

Bitfinexで金利を稼げるレンディングのやり方を解説。自動でやってくれるBOTも紹介。

Bitfinexという仮想通貨取引所で、信用取引を行うトレーダーにビットコインなどを貸し出して金利を稼ぐレンディングサービスの詳細を解説します。

Bitfinexのデモ(見るだけ)はこちらからどうぞ。

レンディング用に入金する方法

3種類のウォレットがあり、Exchangeは取引、Marginは信用取引、Fundingはレンディング用と分かれています。

レンディングするにはレンディング用のウォレットに入金しないといけません。

あれ?貸出できない?と思ったらExchangeウォレットに資金が入ったままになってないか確認してください。

もし間違えて他のウォレットに入れても、内部振替すればいいだけなので問題ありません。

貸出の仕組み

Bitfinexによる貸出の仕組みは株の貸株と同じです。信用取引を行う人に貸してあげるのです。

例えば100万円のBTCを買うのにレバレッジ3倍なら約33万円の証拠金を出す必要があります。では残りの67万円は?これを貸してあげるのがレンディングです。

そして借りた人は金利(日歩)を払います。取引所が貸すのではなく、個人個人で貸し借りをするプラットフォームということです。

貸出の使い方

貸出はFundingのページで行います。トレードとは違うページです。

https://www.bitfinex.com/funding

Bitfinexレンディングの通貨

まず、左側のボックスから貸したい通貨を選びます。

注意しておくのは、借りる場合も同じページで行います。間違えないようにしてください。

Bitfinex貸出フォーム

貸出はOfferで、借りる場合はBidです。今回は貸出の解説なのでOfferを選んでください。

オファーを出せば、あとはトレードと同じで約定するのを待つだけです。

こちらが実際の貸出板(USD)です。売買板の見方は普通のトレードと同じです。

Bitfinex Margin Funding book左側のRateが借りたい人の提示している金利、右側が貸したい人の提示している金利です。これを見ながら貸しレートを決めます。

FRRとFRR Deltaとは

FRRはフラッシュリターンレートの略で、簡単に言えば過去一定期間の貸出レートの平均です。

BitfinexレンディングFRRとは

さらにFRR DeltaはFRRのレートに一定値増減させた値です。

BitfinexレンディングFRR Delta

この2枚の画像の例だと、FRRレートは0.08475、Deltaはその-0.001なので0.08375になります。

FRRは1時間ごとにレートが計算されているので、FRRレートが変化したら当然Deltaも同じく変化します。

ちなみに、FRRレートで貸し出した場合、貸出が成立した後でもFRRレートによって金利が変わります。約定した後にレートが変化するなんて、なんだかスゴイことですが。

Hidden機能

BitfinexレンディングHidden

Hiddenオプションをつけると、自分の注文が板に表示されません。金額が大きい注文を出す時に使ってみるといいかもしれません。

ただし、手数料が15%から18%になりますし、板では見えないだけで約定記録は見えます。注意深く履歴を見ると見抜くのは難しくないということですね。

自動で貸出をする

Bitfinexレンディング自動貸出

Auto-Renewを設定すると、指定した期間、レート、金額で自動貸出してくれるので監視する必要がなくなります。ここでも先程解説したFRRを指定できます。この機能の影響でFRRに注文がかたまっているのです。

効率よく貸出する方法

正直、自動貸出やFRRを使わずにレンディングボットを使うと効率よく稼げて、手間もかかりません

私が使っているのはCrypto Lendです。

ボットの良いところは、高金利になったら長期間、低金利になったら短期間or貸し出さないという設定が可能で、レートを判断して自動でやってくれるので貸出をしていない時間を手間なく減らすことができます。

Bitfinexの自動貸出はちょっと融通が利かないので効率を気にするなら絶対に使ったほうがいいです。どちらも無料のサービスではありませんが、監視の手間がなくなって完全放置できるのでコスパはいいですよ。

Crypto LendのBOTの使い方は下記ページを参考にしてください。

仮想通貨の貸出を自動にできるCrypto Lendの使い方BitfinexとPoloniexのレンディングで使えるボット、Crypto Lendの使い方を紹介します。これを使うと、完全自動でパフ...

貸出の基礎知識

  • 最低50USDから貸し出し可能
  • 貸出期間は2日から30日間
  • 期限前でも借りたユーザーが返せば終了
  • 金利の支払いは1日1回。日本時間10時半頃に前日の金利が入金される
  • Bitfinexに取られる手数料は15%
  • 一度借りられたらこちらから返してもらうことができない(資金拘束)

どれくらい稼げるのか

あまりにも金利の変動が激しいので、実際のレートをCrypto Lendのサイトで確認してみてください。BitfinexとPoloniexの両方の金利を見れます。

仮想通貨がブームだったころは利率は20%前後でした。1日あたり0.055%くらいです。(ビットコインの場合)

レンディングのリスクは?

リスクは貸し倒れとBitfinexの破綻です。

貸し倒れは、借りたユーザーが取引による大損で借りた資産を消失させること、つまり追証状態ということです。

Bitfinexが提供する信用取引の最大レバレッジは3.3倍です。高すぎるレバレッジではありませんが、可能性はゼロではありません。一応、BitfinexもPoloniexもこれまでに目立った貸し倒れは発生していないようです。

ちなみに、借りたお金を出金できるなんてことはありませんので持ち逃げリスクとかはありません。

2019年6月7日追記

ついにPoloniexで貸し倒れ(デフォルト)が発生したようです。

CLAMという通貨の大変動でレバレッジ取引をしていたユーザーが元本割れする損失を出したということです。

そうなると自分が貸し出していたビットコインが一緒に失われたわけですが、Poloniexはその損失をユーザーに転嫁するようですね。

レートが下がったらもう貸すのをやめるという選択肢

なのでこういったことを想定して、「見込み金利収入は十分に高いか?」を考える必要があるかと思います。

1日0.05%なら1年では18.25%です。ここからBOTの手数料や税金も考えてください。

実際、上記のPoloniexのデフォルト事件は数年前からずっと貸し出していたらそれほどの損失ではないはずです。それほど金利が高かった時期があるので。全財産吹っ飛んだ人は少ないと思います。

それに金利が0.02%くらいで沈んでいた時期はBitfinexから資金を引き下げていたらもっとリスクを抑えられたでしょう。

なので、個人的に0.05%を下回って停滞するようだったらやめたほうがいいです。

低利率で貸し出し続けるのはBitfinexがトラブった時、すなわちカウンターパーティーリスクが高すぎます。

BitfinexのいいところはUSDを貸し出せる点です。ドルと円の為替リスクがありますが、ビットコインよりマシですから。あと、安定して金利が高いです。

PoloniexのBTCレンディングはそれほどレートが高くないのが、私がBitfinexを使っている理由です。

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POSTED COMMENT

  1. osamu より:

    有益な情報ありがとうございます。
    質問ですが、Bitfinexでレンディングが自動貸し出しの状態となりそれを解除する方法がわかりません。そのため、引き出しができなくなってしまいました。
    自動貸し出しを中止する方法はわかりますでしょうか?
    もしご存知でしたら、コメントいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

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