Tradeviewのサイトで資金管理について見てみましたが、具体的なことがまったくわからないのでかなり詳しく問い合わせてみました。
すると、すごく丁寧に答えてもらったのでこのページで資金管理についての情報を紹介したいと思います。
分別管理について
現在はサンタンデール銀行を使っていないそうです。このページで解説していることは変化していないのでサンタンデール銀行の部分は置き換えて解釈してください。
最新の銀行は直接問い合わせるか入金ページから銀行情報を確認してみてください。複数の銀行が表示されますが、一番最初の銀行がメインで顧客資金を保管している場所と解釈して問題ないです。
(2020年6月時点ではロイズ銀行でした)
Tradeviewにおいて、顧客の資金はサンタンデール銀行で分別管理されています。
これは公式サイトの入金ページで確認できる入金先情報からもわかります。
分別管理は、会社の運転資金とは分けられて保管されているという意味で、破綻した場合の顧客資金を守る役割です。
サンタンデール銀行とは?
スペインに本拠があり、2017年に発表された銀行の資産ランキングで16位の銀行です。三井住友銀行が15位、みずほ銀行が18位といった位置なので、銀行の破綻から来る預入資金の危険性は低いです。実際、ここを心配している人は少ないでしょう。
なお、実際にTradeviewの口座があるのはイギリス支店です。
分別口座の管理は内部か外部か
サンタンデール銀行の分別口座は、完全に外部が管理しています。これはTradeviewが顧客資金を自由に扱えないことを意味します。
日本の信託銀行にあたるものがないので、完全に同じと表現するのには語弊がありますが、日本のFX業者の資金管理とほぼ同じだと思ってもいいでしょう。
分別口座に保管されている金額
Tradeviewはサンタンデール銀行に全顧客の総資金額と同額以上を銀行に保管しています。細かな点は異なりますが、日本の業者も同じような感じですね。
最大35,000ドルの補償
Tradeviewの顧客は、ひとりあたり最大35,000ドルの補償を受けることができます。
しかし、これを受け取るのはTradeviewと銀行の両方が破綻した場合です。この銀行とは分別管理先の銀行なので、今はサンタンデール銀行です。
Bitwallet(UpholdやBitPay含む)で入金した場合
銀行を介さない電子マネーでの入金分の資金管理はどうなるかという疑問ですが、一時的に電子マネー会社で保管し定期的に分別管理先であるサンタンデール銀行に移されます。
どの入金方法であっても、全顧客の総資金額と同額以上を銀行に保管しているということに変わりありません。
入金先の銀行口座の名義がTradeviewではないのでは?
サンタンデール銀行の場合、名義人の前にGCS RE:と書かれています。これはGlobal Custodian Servicesの略で、サンタンデール銀行への入金を監査しています。間違いなくTradeviewの名義の銀行口座です。
FundAdministration Incとは?
上記のGlobal Custodian Servicesとの違いは、FundAdministration Incは会社全体の資金を管理しています。
分別管理されている顧客の資金は、FundAdministration Incが管理しているという認識でOKです。
良い対応をしていただきました
なお、公式サイトから資料をダウンロードすることができます。英語ですがソース元として紹介させていただきます。
今回一番うれしかったのは、こちらが求める回答をいただけたことです。資金管理や規制について問い合わせると適当な返答をされることがあって、そういう場合もう質問をする気もなくなるんです。そういこともなく、丁寧に何度も返答をいただけて本当に良かったです。
こういった点がTradeviewの評判が良い理由なのかなと思います。
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