管理人
ヨネダ メガネ
一度もマレーシアに行ったことがないのに移住した男。1986年生まれ。趣味投資。プロフィールのページで今投資しているものや使っているブローカーなど書いています。
\ Follow me /
海外FX全般の記事

個人FXトレーダーの9割は1年後損をしている?利益を出せる人はどれくらいいるのか?

多くのFXトレーダーが損をすると言われていますが、実際にはどの程度の割合のトレーダーが利益を出し、損失を出しているのでしょう?フォレックスマグネイトの記事でブローカーの調査結果が記事にされていたのでまとめてみました。

今回まとめるデータの元は2015年1月末までにフォレックスマグネイトで公開された4つの記事となります。表にまとめるとこんな感じです。

調査対象調査期間利益を出せた顧客
米FX業者7社3ヶ月(2014年Q4)約35%
米FX業者6社3ヶ月(2014年Q3)約38%
ポーランド金融監督局1年(2013年)約19%
フランス金融市場庁4年(2009年から2012年)約11%

まずはアメリカのFX業者6社のデータ。2014年第3四半期となり3ヶ月間。ソース元:米国リテールFX顧客利益率ナンバー1は、インタラクティブ・ブローカーズ社

顧客の加重平均利益率は前四半期の39.5%に対し、第3四半期は38%に減少した。

次に2014年第4四半期のアメリカのFX業者7社のデータ。アメリカのブローカーは四半期ごとにこのようなデータが公開されています。ソース元:2014年Q4の米ブローカー顧客利益率発表、口座数・利益率共に縮小

加重平均での顧客利益率は35.3%、第3四半期は37.8%であった。ブローカーで加重平均すると顧客利益率は35.6%、第3四半期の37.3%から1.7%減少した。

わずか3ヶ月ですがある程度のまとまりのある数字になっているので、3ヶ月ほどでは3〜4人にひとりくらいは利益を出しているといった感じです。

3つ目はポーランドのデータでこちらは1年間のデータ。ソース元:ポーランド金融当局、FX利益率調査結果を発表

この調査は2013年1月1日から12月31日の期間を対象としている。人口3,500万人のポーランドは、FX利益率報告の重要なサンプルとなった。調査結果によると、ポーランドFXブローカーの顧客の約81%が損失を出し19%が利益口座であった。フォレックス・マグネイトが四半期毎にまとめている米国FX顧客利益率と比較すると、このポーランドの数値は低い。

国も違っているため完璧な比較ではないものの、1年間の期間に伸びると損失を出したトレーダーは81%にも上昇。

最後はフランスのデータで4年間ものデータ。ソース元:フランス当局AMF、4年間の調査結果発表:89%の投資家が損失、損失合計2億ドル超

2009年から2012年の4年以上に渡るこの調査の結果、損失を被った投資家の割合は89%に及んだ。同期間中の顧客の平均損失は13,800ドル(10,900ユーロ)であった。この4年間で損失を被った顧客の総数は13,224人で損失合計は約2億2,000万ドル(1億7,500万ユーロ)、残りの1,575人の顧客は利益を出しており、その合計金額は1,751万ドル(1,380万ユーロ)であった。

1年間よりさらに数字は悪化し、損失トレーダーは89%まで上昇。さらに合計損失額と利益額の差が凄まじく、儲かったからといって大きく儲けているわけでもないのが見て取れます。

これらのデータから見えてくるものは、数ヶ月間なら勝っていてもわりと普通で1年後に利益を出せていたら勝ち組、といった感じでしょうか。

逆に1年頑張ればその後3年間は損失を出す人は比較的少なめのようです。コピートレードで1年以上継続している人を選ぶという基準はいいかもしれません。

FXトレーダーは億万長者を目指すのではなく、数年後1ドルでもプラスになるよう目指すほうが現実的なのかもしれません。それだけで上位10%に入るのですから。

投資においてリターンとリスクは普通背中合わせなので、個人的にはリターンを狙いすぎないようにすれば、常勝の一歩となるのではないかと思います。ぜひこのデータを参考にトレードを見なおしてみてください。

ABOUT ME
ヨネダ メガネ
一度もマレーシアに行ったことがないのに移住した男。1986年生まれ。趣味投資。プロフィールのページで今投資しているものや使っているブローカーなど書いています。