FX業者のサーバーがダウンすると全く取引することができなくなり、長ければ数時間続くこともあります。頻繁に起こることではありませんが、日頃から自然災害と思って対策をしておきましょう。
実際の事例

http://www.gaitame.com/system_report.html
外為どっとコムで2015年7月に起きた障害。数時間にわたって取引ができないという状態が続き、ストップロスもサーバーが落ちていては機能しないため、サーバー復旧後のレートでストップロスが発動するということが起きてしまう。
意図的なサーバーダウン?
妄想です。そんなリスキーなことする訳ありませんし、すぐに客がいなくなって潰れます。
そもそも意図的なサーバーダウン説を出す人は、FX業者がトレーダーの注文をすべてのんでいると思っているからだと思いますが、すべてのむ業者はかなり少ないはずです。
いわゆるSTPやECN業者ではないマーケットメイカーと呼ばれる業者でも、内部での注文相殺(マリー)や完全カバー(プライムブローカーなどに流す)のハイブリッドが主流です。意図的にサーバー落とすメリットなんて皆無です。
実際にサーバーが落ちた際にするべきこと
別のブローカーでトレードする
例えサポートに問い合わせてもどうにもならないことはならないので、自衛できる手段をすぐに確立すること。
ポジションを持っていたのならいつでもその反対売買を出せるように別のブローカーの口座をスタンバイ。取引チャンスを逃したくない場合も同様。
サポートに問い合わせて確認
念の為事実関係をサポートに問い合わせる。あまり期待しない。
電話トレード
電話で取引といってもスマホアプリからトレードするのではなく、通話で取引をするという意味です。
国内ブローカーは対応していないかもしれませんが海外ブローカーであれば電話で直接ディーリングデスクに注文を出すことができる事は多いです。
どうしても決済して欲しい注文がある時は電話だと確実です。しかし、日本語で対応しているところはまず無く、英語で注文できない場合は素直に別のブローカーでヘッジするのが簡単。
障害復旧後に損失の補填を問い合わせ
障害が原因で損失が発生したらサポートにその旨を伝えて補償を要求しましょう。損害賠償という意味ではなく、損失が出た注文を取り消すくらいは対応してくれる業者は多いです。たとえダメ元でも試す価値はあります。
国内ブローカーで補償されたことがあるという話は聞いたことがありませんが、海外ブローカーではちょこちょこあります。バッドティックや変な約定が発生した時も同様です。
まとめ
サーバーが安定しているブローカーを求める人は多いですが、実際に落ちにくく安定しているところを見つけるの非常に難しいです。なぜなら滅多に起きないことだからです。落ちまくるブローカーなんてそうそうありません。
それならばサーバーが落ちてもいいように最初から対応策を考えておくのが確実です。サーバー落ち対策以外にも、複数のブローカーにリスク分散しておくのは非常に良いことです。せめて2つは用意しておきましょう。
災害に対する準備と同じで予め準備しておくことが大切です。
100%ブローカー側の落ち度なのに発生した損失に対しては一切責任取らないことが多いのが現実です。ブローカーに文句を言う暇があるなら自分でできる事をしておきましょう。
サーバーダウンの場合他の業者口座を使い反対の売買をできる様に対処をするとありますがサーバーダウンしてない場合それをすると口座凍結され口座残高などの利益を全額没収されたりする業者も海外業者の場合あるとネットで見た事がありますがサーバーダウンした場合はその行為をしても違反にはならないんでしょうか?
問題ないはずですが結局不正認定というのは業者の都合の良い解釈によるので100%ではないです。
あと利益取り消しは関連したトレードだけというのが一般的で、全部というのはあまり考えられないかなと思います。
あくまでも両建てはしてもいいよという業者だけですね。ボーナスを受け取った場合、両建て自体を禁止するところもあるので。