どんなトレードアプリにも必ず存在するトレード履歴は、約定した時間やレート、損益を記録しています。ですが、詳細にデータを分析する機能はありません。
・勝率
・トレードごとの平均損益額
・平均保有時間
・通貨ペアごとのデータ
などなど…
それを可能にするのがMyfxbookのサービスです。
しかも、他人に公開することもできるので、本当に稼いでいることを証明したいサイト運営者などにはもってこいのサービスです。
なお、登録してからのデータを収集するのではなく、過去のデータもすべて収集されるのでご安心を。
では、登録方法から設定方法などの手順を紹介します。
できること
まず、実際に私が利用して公開しているものを見本として確認してください。クリックするとMyfxbookのサイトへ飛び、詳細なデータを確認することができます。
全項目を公開設定にしているので、口座残高や保有中のポジションも丸見えです。
対応プラットフォーム
今のところ、MT4とMT5、cTrader、あとはOANDAとFXCMのプラットフォームだけが対応しています。このページではMT4ユーザーを前提として解説していきます。
用意するもの
- Myfxbookのアカウント
- 取引口座が接続するサーバー名
- 取引口座番号
- 閲覧専用パスワード
まず、持っていない方はMyfxbookに登録してアカウントを作ってください。
Myfxbookのアカウント以外は、普通にMT4口座を持っていればわかる情報ばかりです。注意点として、パスワードが必要ですが、マスターパスワードではなく閲覧専用パスワードを使います。わからない方は下記ページを参考にしてください。
MT4口座の登録手順
こちらをクリックすると、次の画像と同じページが開くので矢印部分のAdd Accountをクリックします。
次の画像を参考にフォームに入力してください。
エラーが出なければこれで完了です。
登録した口座の設定
次に赤枠の部分をクリックして公開設定などを行います。
もしくはこちらのリンクからEditをクリック。
Trading Privileges問題を解決する
この「閲覧専用パスワードを変更するステップ」は飛ばしても問題ありませんが、他人に公開する予定ならやっておいたほうがいいです。
公開設定のページではまずVerificationの項目を見てください。
あなたの口座の閲覧専用パスワードを1に表示されている文字列に変更します。
変更したら2のUpdate Passwordボタンをクリックします。ダイアログが表示されるので、変更した閲覧専用パスワード(1で表示されていたもの)を入力してSaveをクリックします。
最後に3のConnectボタンをクリックするとこうなります。
この作業をしておくと公開したページで”Trading Privileges Verified”と表示されるようになります。
公開設定
次に、少しスクロールすると次の画像のような項目があります。
右側のパブリックにすると公開になります。公開したくないものだけ左側のプライベートに設定します。
cTraderの口座を追加する方法
cTraderにはMT4のようにゲスト用パスワードがありませんが、cTrader IDと連携させることで口座を登録することができます。
手順はさらに簡単で、cTrader IDログイン画面が表示されるのでログインして、許可するだけです。
しかし、cTraderの場合だけなぜか口座の更新がされなくなる現象が発生します。解決方法を調べてみたものの、もう一度口座を登録し直すことくらいしかなさそうでした。めちゃくちゃ不便です。
登録した口座のデータを見る方法
口座の登録が完了すると、メニューのポートフォリオからその口座を見ることができるので開いてみてください。設定はその下のAdd Accountからできます。
口座のデータをシェアする方法
ツイッターなどのSNSで使うために、登録した口座へのページURLを取得したり、サイトに張り付けるウィジェットを取得することができます。
まず先ほど登録した口座のページを開き、右上のShareをクリックします。
下のURLをそのまま利用してもいいですし、サイトに張り付けるならウィジェットを利用するのもいいです。
ウィジェット一覧ページはこんな感じです。クリックするとHTMLコードが表示されるのでサイトに貼るだけです。
MQL5と比較
MyfxbookはMT4の閲覧専用パスワードを利用してデータを取得していますが、メタクオーツ社のMQL5コミュニティも同じ方法でデータを取得します。
実際にMQL5のページで見られるデータも詳細で見やすいのですが、こちらはシグナル配信が前提でMyfxbookのようにデータを閲覧するというためのものではありません。
そのため似たようなサービスでありながら、「データだけ」なら個人的にはMyfxbookを利用する方がいいと思います。逆にMyfxbookはトレードをコピーさせることができるのは選ばれたユーザーだけですが、MQL5は誰でも審査なしに登録できます。
個人的に気に入っているデータ
全部を紹介するのは大変なので、私が感心したデータを紹介します。私が実際に公開しているページでも見てみてください。
トレード履歴をチャートに表示
どこで新規注文して、どこで決済したかをチャートに表示して、視覚的にわかりやすくするものです。cTraderはこれが簡単にできるのでモヤモヤしていました。しかも、この部分だけをサイトに貼り付けることもできます。
利確・損切り注文の表記を変更できる
普通、利確と損切り(TPとSL)注文に表示されているのは指定レートですが、Myfxbook上ではこれをピップスか金額換算に変更することができます。
設定していたTP・SLが、何ピップス先だったのか、または到達していたら何円の損益になっていたのかがわかります。この機能は特に、他人のデータを見ていた時に参考になりました。
ついでに、時間もサーバー時間か日本時間かを選べるのでめちゃくちゃ見やすいです。
統計データのピップスだけはどうにもならない
ピップス表記はいろいろなデータで使われていますが、金(Gold)などを取引するとピップスのデータが意味のないものになります。
他にもマイナー通貨で桁数が違うものも、データを狂わせてしまいます。まぁこれは仕方がありません。
リアルなトレードデータを公開するのは簡単です。データを公開せずに勝ち報告をされてもまったく信用できません。画像とかはいくらでも改ざんできますから。
みなさんもMyfxbookを使ってリアルトレードを公開してみましょう。