海外FXにおいて、出金拒否や利益取り消しというのは存在します。
しかし常に出金拒否に怯えて過ごさないとダメかというと決してそうではありません。海外の業者でも安心して利用できるところはあります。
私の経験による出金拒否に関することと、出金拒否対策を考えていきたいと思います。
私が出金拒否された経験
私は、FXの経験が7年くらいあり、海外だけでなく日本のFX業者を利用した経験(ほんの少しなので全然詳しくないです)もあります。
その経験の中で、出金拒否に遭遇した経験は一回あります。さらに、被害はないけど大丈夫だと思っていた業者が出金拒否問題を起こしたのも一回あります。また、出金拒否されている金額は約10万円と諦められる金額です。
出金拒否された業者はIronFXで、2017年3月の時点で現在進行系です。
2017年5月にIronFXの担当者とコンタクトを取る機会があり、ようやく出金がされました。個別対応である可能性もあり根本の問題が解消されたかどうかは不明ですが。
そして大丈夫だと思っていてダメだった業者はACFXです。こちらも現在進行系です。
ACFXの日本人スタッフと実際にお会いしてお話したこともありますが、どうやら経営陣がイマイチだったのか、今も出金できていない人が世界中に多数存在しています。そのスタッフも解雇されたので、従業員ですら被害者です。
「二回もあるのかよ」と思われるかもしれません。ですが、いろいろ紹介しまくりの海外FXサイトに比べるといい成績だと自負しています。
上記2つの業者は、最初から顧客の資金を持ち逃げするつもりだったわけではありません。時間がかかるかもしれませんが、まだ返金される可能性は残されています。ACFXはすでに営業を終了していますが、IronFXにいたっては、知らん顔して普通に営業しています。
ようするに、最初から持ち逃げ目的の詐欺業者と関わったことは一度もないということです。これくらいは難しくないので、安心してください。
しかし、上記IronFXとACFXのことを見て海外FX業者怖すぎと思う人は、ハッキリと日本国内の業者を使うことをオススメします。
海外FX業者と言ってもいろいろ存在しますが、一般的に日本より規制がゆるく参入障壁が低いです。ということは、破綻する可能性は圧倒的に高いんです。
儲かると利益を取り消されるという話
出金拒否というか利益を確定したトレードをあとから取り消されるというパターンも多いです。
問題は、どの業者がそういうことをするのか?です。
これは正直難しいです。色々な業者が利益取消をしたとネットで噂にもなります。噂程度のものを紹介するのはちょっとアレなので…
でも個人的にはTradeviewが一番出金拒否から遠い業者だと思います。
これはTradeviewがA-bookと言われるモデルなのが理由です。反対のB-bookは顧客の注文を呑んでいるモデルです。
B-bookは顧客が儲かると業者の損失となるわけです。
Tradeviewは今私がメインで使っているブローカーで、最も多額の資金を入れています。
予防・防衛策
さきほど、出金拒否の可能性をゼロにすることはできないので、海外FX業者を利用するなら多少のリスクは覚悟しましょうということを書きました。次に、このリスクをさらに減らす方法を書きます。
余分な資金を投入しない
海外FX業者は日本のFX業者よりレバレッジが高いので、余分な資金を投入する必要性がありません。国内業者の口座と同じ利益額を目標にするなら、入金額は減らすことができますよね。
リスクを取れる金額、本当に必要な金額、その業者に預けて安心できる金額などを計画的に考えましょう。
複数の業者に資金を分ける
例えば、あなたが200万円を運用したいと思っているとします。日本の業者なら全く不安じゃないけどなぁと思うでしょう。
なら、3つか4つの業者に分散してみましょう。せめて2つ。
手動で取引するのが面倒なら、MT4でコピートレードのEAを使えばストレスはありません。
ボーナスを使わない
これだけで出金拒否の恐怖をかなり抑えられます。
なぜならボーナスがあると不正行為があり、その不正行為に対して利益取消や出金拒否になるからです。
ならボーナスを使わなければその呪縛から逃れられます。
ちなみに、IronFXとACFXはどちらもボーナスを提供する業者です。
私が思う良い業者
「出金」という点で私が相当信頼している業者は先程言ったTradeviewです。
特にこの業者では、トータル数千万円を入れてます。
他にも信頼してる業者はたくさんあります。XMやFxProやAxiory、iFOREXなど。
出金に関しては問題ないと思います。
しかしこのうちXMとiFOREXはボーナスを提供する業者です。
ボーナスを使いたいけど出金拒否は嫌だ、という人はこの2つを試してみてください。圧倒的に出金拒否の報告が少ないです。
XMのレビューから見る出金拒否の事例
Forex Peace Armyに投稿されたXMのレビューのうち、出金拒否や利益取り消しに関するレビューを引用して紹介します。
ただし、投稿されたレビューが真実である保証はありませんし、解決したのにレビューを修正したり補足を加えられるとは限りません。
このことから、私はレビューをほとんど信用していませんが、参考にしてみてください。
ケース1
正当な理由なく利益を保留。XMは、本人確認を終えないと口座を閉鎖するつもりだ。
というレビューに対してXMのスタッフが、口座番号を教えてくださいと聞いています。典型的な真実かどうかわからないレビューです。
ケース2
12月28日に200ドルの出金申請をした。まだ着金していないのでサポートに問い合わせると、新年の休日のせいで遅れていると言われた。
この方は口座番号を記載していますね。XMのスタッフは、このケースについてすでにメールで連絡をしているからチェックしてほしいと言っています。
このケースも全貌がよくわからないですね。年末年始にサポートや出金処理が遅れるのは当然ですし。そもそも、たった200ドルを正当な理由なく出金拒否するわけ無いですよね。普通に考えて。
ケース3
Skrill宛に出金したのにデビットカードに返金された。
これに対してXMのスタッフは少し怒っています。なぜなら、カードに返金されるのはマネーロンダリング対策のルールに則った基本的なルールだからです。それなのにこんなレビューを書くのはおかしい、という感じです。
明らかにユーザーに落ち度がありますが、レビューの訂正もされず放置です。こうして、勘違いのまま終わるものも多いのです…
ケース4
30ドルの口座開設ボーナスを受け取って3週間後、506ドルの利益が出たので150ドルの出金申請をしたらキャッシュバックアービトラージと言われ拒否された。
で、XMスタッフの返信がこちらです。
長いのは詳細を書いてくれているからです。要約すると、同じデバイスから7つの口座を使って口座開設ボーナスを受け取った、だから利益と口座を削除されたわけです。
こんなパターンもあるんですねぇ…不正する人は、自分のことを棚に上げて正当化するという典型的な例です。
いかがでしたか?少しでも海外FX初心者の方や不安を抱えている人の参考になればと思います。引用したレビューは、
- XMのスタッフからの返信がついているもの
- お金に関わっている問題
- 最新のものから順番に引用
という基準で引用しています。
あらためてXMとFxProのレビューを見てみると、少なくとも最近は、本当にヤバそうなクレームはありませんでした。
日本のレバレッジ規制が始まった頃に比べると…
日本でレバレッジ規制がされると急激に海外FX業者への関心度が高まりました。
当時はまだ日本人なんか「ついで」という存在だったのですが、市場規模が大きいとわかると様々な業者が出てきました。
日本人利用者もまだ知識や経験が溜まっていなかったので、いろいろな業者に分散されました。
もちろんクソみたいな業者を利用した人も多かったです。
しかし時が経つとクソ業者は淘汰され、まともな業者は営業年数を伸ばし、今では10年近い評判を積み重ねた業者が存在するので海外FX業者を使うこと自体はさほど危険性はありません。
本当に平和になって安定したなぁと感じています。