また性懲りもなくリップルXRPがコインベースに上場する噂が流れたようです。
coinbaseがユーザーサポートのために、90名のスタッフ増員を決めたことがcoinbaseにXRP上場の噂を呼んでいます。
リップルのCEOとcoinbaseの社長が3/6の@CNBCFastMoney に一緒に登場することも合わせて憶測を呼んでいる要因です。
この上場で5$に到達という予測もあります😄https://t.co/cofwjsFwn4 https://t.co/xK9TeeuL8z— 玲奈@仮想通貨 (@reinabb3) 2018年3月4日
ただし公式で否定される前に私は「上場はないでしょう」と言いました。
これはGDAX(コインベースと同じ運営)が明確に上場基準を設定していてリップルはそれをクリアしていないからです。今回はそれについて詳しく説明してみます。
GDAXのデジタルアセットフレームワーク
まず最初に今回の内容については広瀬隆雄さん(@hirosetakao)のツイートを参考にさせていただきましたので、元ツイートを紹介させていただきます。
GDAXのデジタルアセットフレームワークはこちらのページで閲覧できます。
デジタルアセットフレームワークとはコインベースとGDAXで扱うコインの基準を明言してくれているものです。
英語ですし全部見る必要はありません。序盤で言われている「非中央集権であること」と書かれていてXRPはいきなり該当しません。
これがコインベースとGDAXにXRPの上場はない理由です。
現在コインベースとGDAXで取り扱われている仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、ライトコインそれにビットコインキャッシュだけです。共通点はなんとなくわかりますよね?
コインベースのサイトにはありませんが、同じ運営会社ですし広瀬さんもGDAXのデジタルアセットフレームワークを引用しコインベースにXRP上場はないと言っているので、どちらも共通という認識でいいと思います。
とにかく現時点ではXRPが上場する可能性は0%です。他の仮想通貨ももちろん同じなので私が大量保有するPAYも上場しないでしょう。ユーザー数がズバ抜けて多い取引所なので期待は大きいのでしょう。
「現時点では」と書くのは、もちろんコインベースがルールを変える可能性があるから。ただルールが変わらない限り0%です。これを受け入れられないギャンブル脳の方が多くて気の毒です。
上場の噂によるトレード
大きな取引所にコインが上場するとみんな価格が上がると思っています。正確には、「上がると思っている人がいる、と思っている人がいる」からこの法則が成り立っています。
これは実際今でも通用する手法だと思うので狙うのは全然問題ないと思います。
ただし守ったほうが良いルールがいくつかあります。
- 短期決戦であると認識する(利確と損切りをする)
- エントリーポイントが悪いと思ったらすぐに損切りする。結果が出るまで待たない。
- 結果が出る前でも十分に利益が出ていたら利確する。
- 結果が出るまで持ち越すなら絶対に勝てる理由がある場合だけにする。
これができないのであれば不確定要素の大きい結果発表前にエントリーするのではなく、結果発表後に高速スキャで値幅を取ったほうがいいです(できるか知らんけど)。
結果発表がどこだったかはだいたいわかりますね。その前に売り抜けるチャンスはいくらでもありました。
ビットフライヤーのケースはちょっと違った
ただしビットフライヤーにアルトコインが上場するという話があった時は実際にLISKが上場発表したあとにハズレだったコインは暴落しませんでした。このように時と場合によってリスクは異なります。
この場合は恐らく複数の選択肢があったからであって、今回のようにリップルが上場するかしないかのリップル一択だった場合はインサイダー情報のような100%でないのであればギャンブルにしかなりません。
悲しいことに、ビットフライヤーのLISKの時はその後LISKがダダ下がりしてます。正解でも上がるかわからないし、長期的に上昇トレンド作るような強いニュースでもありません。一瞬でどうでもよくなるニュースです。
だから自分がエントリーした後に利益が出たのなら利確するべきだと言いました。そのあと爆上げしたら嫌だからとか言う人は投資に向いてません。
初心者の人に知ってほしいのは仮想通貨投資で利益を出すには、自分が買った価格より他人に高く売りつけるしか方法がありません。
株は全員が利益を出せる可能性があるというのは外から流れてきたお金が会社を経由して株主に配当されるからです。
仮想通貨にそれは基本的にはないので高く売りつけるだけというのを強く認識しておきましょう。
世の中にはインサイダー情報を握っていて自分より有利な人がいるということは絶対に忘れてはいけません 。
他人の投資先やその理由を信用しすぎてはいけない
自分が購入した仮想通貨をツイッターで公表するということは、知識がある人間は「裏でコッソリ儲けるためじゃないのか?」と疑います。だからフォロワーの多い人で真面目な人は何を買ったとか言ってない人がいるんです。
稼げる代わりに自分の価値を毀損する恐れがあるです。現代は自分の価値は目先のお金より価値があることに気づいている人は多いです。
特に匿名アカウントがこれをやっているのであれば要注意です。
自分が利益を出すためには他人に損をしてもらわないといけないのに、こんな簡単なことで他人の利益にならないようにしましょう。